創作占い/覚え書き

こんにちは!ブログを死ぬほど放置しておりすみません同人誌出したりなんだりしていたらインターネットに構ってやれずにいました。ブログだけ見てるという方がもしいたらすみません。いる?


先日、水煮さん(https://hoshican.jp/)に鑑定していただいたのでそのレポというか感想込みの覚え書きです。人に読ませる気なし・整理されてない・長文です。


友人が何名か占ってもらっていて、どの友人のレポもすごく面白かったので自分もいつかお願いしてみたいなと思っており何回か申し込んでみて当選しました。水煮さんは占いという言葉のお仕事をされているだけあり比喩表現がすごく巧みで尚且つ創作ノウハウの知識も豊富でいらっしゃるためお話聞いているだけですごく楽しかったです!


【事前に送ったもの】

幅があった方が結果が面白いかなと思い直近1年くらいで描いたもの、一次創作(R18BL100ページくらい)と二次創作(全年齢・BL100ページくらい)2本を鑑定材料としてお送りしました。


【鑑定内容】

・人生のテーマ(自己表現のテーマ、創作活動のテーマ)


水煮さん「すごく一言でまとめづらい星回りなんですけど「自分でコントロールできる場所づくり」です」

すでにめちゃくちゃ心当たりがある


・外に対して開いている要素と内に向いている要素が両方ある。エアポンプでガンガン新しい要素を入れている水槽 マンネリ化しづらいけれども安定性のある保守的な水槽


・水槽のイメージがどうしてもある、蟹座というのもある 磯とかでもいい。潮溜まりにプール置いて満ち潮の時に水を入れて引き潮の時にチャプチャプしてる 秘密の出入り口がある庭の池、外の世界と繋がっている庭の池、近所の小川

・アクセスしやすい憩いの場を作る 他の地域の人が来てもいい

太陽星座が蟹座で月星座が天秤座なのですが、特に言及された訳ではないけどこの「外の空気を入れる」っていうのは天秤座の要素なのかなと思いました。(天秤座は人との関わりを重んじる星回りっぽい


自分はカップリングもの描いてもどうしても「2人だけの鍵のかかった世界」ができなくて、どうしても他の人を関わらせたくなってしまう(その結果登場人物の数がすごいことに…)のですが、この「自分だけの心地良い空間を作りたいけど外の空気も常に入れたい」っていうのはまさにそれだなと思いました。


【質問1

Q.描きたいものが具体的なシチュというよりも観念的なものであることが多いため、一本筋の通ったプロットを作るのに時間がかかる。効率の良いやり方、あっていそうなものがあれば教えていただきたいです。


いわゆるストーリー作りに興味がなくて、それよりはこの話を通して自分の考え方をいかに示すか、どのような関係や感情を描きたいのかということが先行するので、そこから無理やり捻り出したストーリーらしき物が「これ面白いか?」になりがちなんですよね創作の悩みがそんなにないのですが、これに関しては何か取っ掛かりが得られたらなぁと思い事前に聞いていました。


・既存の型がないと無限にぐにゃぐにゃふにゃふにゃしてしまう星回り。骨がない感じぬたうなぎ。骨がないといっても自立して進んでいく力はある、筋肉はあるのでクラゲほど非力じゃない。脊椎動物としてかなり原始的なイメージの星回り


・先に枠組みとかテンプレ作ってそこに関連的なセリフとか結びつけるのがよい 巻き付けるための骨格がない星回り。全く性質の異なる二つ以上のことを繋げるのが得意なので、昔話とか今で言うと悪役令嬢とかそういう完成されたテンプレと組み合わせながら作って行ったほうが効率良く出来る。


・細かいところを見るのが好きな一方全体像見るのが苦手だが、テンプレ使えば細かいところを見ても全体に戻りやすい。三幕構成とかだと縛りが少なすぎる ジャンルの約束も合わせて取り扱った方がいい(ホラーだったら「どうしてこの箱を開けたのか」みたいな)

ここはかなり目から鱗だったのですが、そんなことしていいの!?既存のテンプレを使ったら「それそのもの」になってしまうのでは?と思ったのですが


・そのジャンルど真ん中目指しても絶対ど真ん中にならない。桃太郎のストーリーに話載せていっても絶対違うものになる。


ここで「やはりそうか」と思ってめちゃくちゃ笑ってしまいました。私の心の師匠である武井宏之先生は、シャーマンキングで蓮が道家の5階建ての塔に閉じ込められた時に「僕が少年漫画家として正しい能力を持っていたら蓮は最上階に幽閉するべきだったんです。実際は地下に幽閉してしまったので塔を出した意味がなくなった」と言っており、私はこの話が大好きなんですが、今回の鑑定で私は武井宏之チルドレンとして正しく育てていたんだと思いました。先生!私も蓮を地下に幽閉します!


・どんなテンプレとか典型的なシチュエーション持ってきてもOK、チョイスに時間かけてもあんまりいいことがない。しっくりくるもの探そうとしてもない。しっくり感という星回りがない 柔軟性ありすぎて無理やり擦り合わせてもなんとかなる

・言葉の選び方とかシーンの見せ方いい意味ですごい癖があるので何描いてもうろさんらしくなるタイプ。セリフとか光る、印象に残る モノローグのせられればシチュエーションは問わない


・デコとかラインストーン大好き 乗せまくってちょうど良くなるくらい元がシンプルな方がいい シンプルな方が受け手の驚き共有しやすい。ラインストーンといっても普通の丸いやつじゃなくてタコ型のビーズとか変なパーツいっぱい持ってる 貼り付けるの難しいところにくっつける技術がある


普通に最近ハマってることがデコパーツ集めなのでここは内心ビビっていました。でも作風自体がデコだから乗せるものはシンプルな方がいいということですごく溜飲が下がりました。え、そんなに!?!?!?常に「これありがちだな」って思いながら漫画描いてるのに(デコパーツの自覚無)



【向いてるジャンル】

・会話主体ですすむタイプの物語 

R18でも。お話さえできればなんでもいい

なるほど〜でした。確かに会話描いてる時が一番イキイキしてるもんねあと、前にダラダラ喋ってセックスする感じの漫画を描いた時に友人が「ウテナっぽい」と言ってくれて(アスパラの回)すごくうれしかったんですが、これもそれじゃん!と思ってうれしかったです。


・ストーリー自体も言葉で引っ張ってる感ある 見せ場も言葉でつくってるのすごいなって印象があって、絵に言葉が乗っかって謎の説得力

・文脈じゃなくてシーン単体でも説得力がある(これはかなり特殊なタイプ)

・漫画なんだけど言葉でのアートに近い キャプションに近いのかもしれない 漫画にキャプションつけてますね。芸風として確立されてる 説明的というほど説明じゃない 歌ってるイメージなので

この辺ずっと恥ずかしくてハハハwしか言ってなかったです ジョブが吟遊詩人だから でも自分がなんで漫画を描くかというと絵に言葉をつけたいからだなーと思っているので(小説でも本当はいいくらい)本当に全くそのとおりで、芸風と言っていただけてよかったです。


・キャラクターの属性に対してもこだわりそこまでない 何者にもなれる人が強いて言えば好き 何者かになりきってしまった人には興味がない

・特定の属性に強い興味がないので一次の場合あみだくじとかで決めちゃうのもあり ぶっ飛んでても意外とまとまる

これは意外でもあったんですが確かにとも思いました。一次は特にキャラの見た目とか興味ないわりに自分で決めるとワンパターンになりがちすぎるからサイコロ振って決めるくらいでいいかも何者にもなれる人は、巴日和さんですね。


・さっきからずっと水飴っていうイメージが出てて割り箸なかったらどうすればいいかわかんない食べ物 しゃぶるもよし、練って空気入れて固くなった方が食べやすい

・きなこ入れてあげてきな粉棒にするとか シフォンケーキの材料にするとか

・パウンドケーキごく普通の焼き方で作ってるけどいろんな色の水飴入れてるから断面から見るとなんかすごいマーブル状

例え話がかわいい


あとこのくだりで「推理もの向いてます」って言われて面白かったです。考えたこともないけど確かに会話は多い



【得意なこと・伸びそうなポイント】


・特定の何かを伸ばそうとせずに好奇心が湧いたもの全部描く。興味ないものやらないし興味の範囲広いからその時興味のあるものやってれば結局バランス良くなるタイプ。ピンポイントで伸ばそうとするのがあんまり向いてない 何か一個を特化するのが向いてない こんなのまで描けるの!?みたいな


・知的なピロートークみたいな会話してたのにえっちなシーンになったら一切台詞無くなったみたいな 幅の広さを見せつけていく


・星回り自体はめちゃくちゃ尖っててピーキー ピーキーさの方向がなんでもできる

・搦手がめちゃくちゃ得意な星回り パワーでごり押すって感じではない。相手が剣の達人だったらまずはこっそり温度を下げる魔法をかけて指先を固める。魔法が効いてくるまでは回避専念。強いていうなら頭脳派

ちょうどフリーレン見てたからすごい理解できた。や、やりそ〜〜


・どんなに王道描いても王道にならない(2回目)



【作風分析】


・暗いところで海ホタルのいる海水が浅瀬でばっと広がってく 最初は波打ち際だけ光ってたのが沖に広がっていく あくまでもとある夜のほんの12時間みたいな儚さ どろどろしそうなのにしゃばしゃば感が魅力的

・肌の上でよく伸びる化粧水 伸びが良すぎる クリームではない すっと水分が揮発して馴染んでしまう 雪みたいに溶ける儚さじゃなくて揮発しちゃう方の儚さ

・ラメ(すごい小粒で上品な砂みたいなやつ、偏光しそう)の入ったスプレー アルコール入ってる ベースの部分は飛んでラメだけが肌に残る

・静かではないからラメなのかも?おしゃべりな星回り 潮騒みたいなイメージ 不思議なざわざわ感


・夜、街歩いててすごい静まりかえってるような街とみんな寝静まってるのにざわざわしてる街があるけど後者 生き物かもしれないし妖精かもしれない、妖怪かもしれない

・うるさいまでは行かない、ある種の華やかさ ラメ入ってるけど派手じゃない ラメ入ってる以上地味ではない 大粒じゃないラメがザラザラ入ってるアイシャドウ ちょっと偏光もしてる ギラギラではない、チラチラ 瞬いてるものが多いからざわめいてるように感じるのかも このざわざわを詰め込むのが作風

・ざわざわを詰め込む容器 星の砂 あれを入れる瓶が欲しい あれだと素朴すぎるけど瓶に入ってるから綺麗

・あれのめちゃくちゃオシャレバージョン 星の砂よりもっと細かい 生き物から残ったものっていうほど素朴じゃない 貝殻から残ったもの、真珠層


メモそのまま載せたんですがここすごい全部の比喩が綺麗で嬉しかったです。ラメの入ったスプレーとか偏光のラメザクザクとか、自分の好きなものすぎて単に自分の好きなものを順番に言ってくれてるだけではありませんか!?と思ってしまいますが(疑うな)自分の好きなものがちゃんと作風に出せてるってことだと思っていいのかな。嬉しいです。


・うろさんの作風自体が塗料なので塗る本体が必要 爪に塗ったらマニキュアになるし、車に塗ってもいいし 本体はその時興味あるものチョイスでいい くじ引きで決めてOK

ここがすごくしっくりきた!いろんなの描いてみたくなりました。


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ほかにも色々聞いたけどとりあえず作風分析中心にまとめました!(まとまってはいない)


そもそも言葉のオタクなので、美しい言葉を持ってる方が自分の描いたものを自分にない言葉、かつ自分に向けた言葉として与えてくださるのがとても格別で嬉しかったです。


あと話作りの方向性を示してもらえたのが思いのほかデカかったです。創作論として当たり前に存在するものでも自分に適しているか分からなければずっと出会わないだろうと思うので、そういう意味でも活路が見えて良かったです。


最後に今年の運勢見てもらったのですが新しい事に挑戦するといいことがある、いろんなジャンル描いてほっといても描くと思いますがって言われて笑ったので色々描きたいなーと思います。


水煮先生ありがとうございました

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