2024年に出した同人誌のふりかえり

こんにちは!年末いかがおすごしでしょうか。インフルかかってませんか?
わたしは昨日まで働かされていたので今日ようやくゆっくりできて、フォロワーのおうちでブログを書いています。
フォロワーがいつも年末に今年出した本の振り返りをやってて、いいなーと思っていたので今年はやってみようと思いました!書き終わるかな…!?ブログ書くの久しぶりすぎて文章筋が地に落ちてますがよろしければお付き合いください…。

今年は自分比ではけっこうイベントに出たんじゃないかなとおもいます。(3月ブリデ・6月ジュンブラ・12月なんとかローズフェスの計3回)いや全然多くないけど…人生マックスが2回とかだったので体感としては多い… 来年もこのくらいは出られたらいいな〜
出した本は新刊4冊+再版1冊で、ページ数でいうと200ページくらいは描いてたっぽいです。
装丁中心にできれば内容もふりかえってみますね。

※直接的な描写はないですが成人向け同人誌の内容を扱った画像があるためご注意ください。

3/17
『キルシュの揺籃』


装丁□表紙:偏光オーロラペーパー(ブルー)クリアPP 遊び紙:クロマティコ(ロイヤルブルー) 本文:モンテルキア、マゼンタ印刷
ラブホをテーマにした本を出すのが夢だったので出せてよかったです!
今年出した本の中だと唯一?原作のストーリーの軸を考えずに趣味100%で描いた本でもあります。
ほんとうは直前まで別の話を考えていたのですがそれが全然まとまらず、もう自分の得意要素だけで好きに描こうと思って趣味全開でかきました。プロット1日で出来た気がする…。
エロを描くのがすごく久々だったのでこれちゃんとエロくなってるかな!?と不安になりながら描いたのですが、エロいと言ってもらえて安心しました…。
これ当ててくださった方がいてびっくりかつ嬉しかったのですが、ホテルの元ネタは淵野辺のザ・ウェーブというホテルです!芸能人が行くからにはワンガレージ式という設定にしたかったのでちょこちょこ別のホテルも混ぜてますが…。この宇宙の部屋がすごく好きで、絵はピンクっぽいんですがあえてブルーの紙にしました。


本文はネオンに照らされた日和さんが知らない人みたいに見えるというシーンをやりたくてマゼンタのインクをつかいました。
たまたま資料をいっぱい撮っていたというのもあるけど自分比では背景を頑張っていて、空いてる時間全て背景を描くという生活をしていて大変だったけど好きな舞台なので楽しかったです!


ホテルに入ってから出るまでの切り離された時間・閉ざされた空間みたいなものを表したくて1ページ目と2ページ目に部屋の外観と部屋番号のカット、最後のページには鍵の絵をいれました。
作画とかは反省点もありますがコンセプトと装丁と内容の兼ね合いがうまくいったなぁという実感があって個人的には気に入っている本です。感想も自分比ではたくさんいただけてうれしかった♡!ありがとうございます。
あとこの時からトーンを80線にしたのですが(前回までは70線だった)個人的には大正解でした。なんとなくだけど絵柄的に網点が大きいと逆に雑にみえるのかなと思いました。これ以降ずっと80で設定してますが特にモアレたりもしたことないので気になってる方は参考にしてみてください。
タイトルはキルシュ(さくらんぼのお酒)っていう年下攻めの甘酸っぱいかわいさと年上受けのどろっとした色気、で満たされた閉じた部屋が揺り籠(年下攻めは赤ちゃんだから)みたいな意図でつけました。えなんかこの文章キモすぎる汗

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6/30
『MOONSTRUCK BABY』



装丁□表紙:銀箔紙(クラックドアイス)クリアPP 遊び紙:クロマティコ(レッド) 本文:モンテルキア
6月の新刊1冊目です。新刊2冊出そう!って決めてからすぐ描き始めたので4月に描き始めて5月頭に描き終わったのかな…?アブソリュートの話です。これも多分1日でばーっとプロットをつくった気がします。個人的にエロ本は話作りに時間をかけない方が正気に戻る暇なく終わるのでいい気がする…。
これも装丁気に入っています!3月の本では白版を作らずに紙の色をイラストに透かしたのですがこちらはホロのシールがいっぱい貼ってあるみたいな仕様にしたくてイラスト部分だけ白版をつくりました。
おたぶさんの銀箔紙はものすごくホロの種類があって頭痛くなるまで悩んだのですが、クラックドアイスが一番柄が大きくて派手な印象だったのでこれにしました。細い線でもめっちゃキラキラして、ちゃおのふろくみたいでテンション上がりました。おたぶさんはメタル系の紙がすごく充実しているのですが、白版にグラデーションが適用できないことをこの時に知りました。前に他社でぼんやりした白版をつくった時はネオンみたいな表現ができておもしろかったので機会があればそういうのもまたやってみたいです。



自分比ではエロがはげしめだったので赤!と思って遊び紙を赤にしました。クロマティコの赤エロいと言っていただけてうれしかったです。エロいですよね
クロマティコは廃盤になると聞いて以来今のうちにつかわないと!と思ってつい使ってしまいますね…。
海外だし好き放題やろう!と思ってホテルの内装とかめっちゃ捏造してたのしかったです。
タイトルはアブソリュートの漣さんこわ!とか舞台の熱に浮かされて羽目を外す夜=月を見て気がふれる→moonstruck みたいな感じでつけました。いかれたBabyですね

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『Quadrophenia』



装丁□表紙:ファンタス(ブラック)マットPP 遊び紙なし 本文:モンテルキア
6月の本2さつめです。本当にめちゃくちゃ難産だったという思い出しかない…
Eveさん好きな方みんなそうだと思うのですがアブソリュートを読んで過去のストの味わいがまるっきり変わったというか、あれってああいうことだったのか!?みたいなのがものすごくあって、1個1個のストを再咀嚼しないと…という思いがあり、本当はいろんなストの「実はこういうやりとりがあったんじゃないか?」みたいなことを考えた短編集にしようとしていたのですが時間的に不可能だったので一番の要であるコンクエストに絞った感じです。
私の処理能力では3ヶ月あってもぜんぜん噛み砕けなくて、本当にどうにかこうにかまとめた感じの話だったので反省点ありまくりなのですが、この本が一番好きと言ってくださる方にちょこちょこお会いするのでその度にめちゃくちゃびっくりしています。反省点残りまくりの出来になっても一応そのタイミングで世に出すことに意味があるんだなというか、読んでくださる方の読解力にほんとうに感謝しています…。
装丁はコンクエストの衣装に合わせてぱきっとした青にしたのですが、マットPPかけたらなんか線がぼんやりしてしまったのでクリアPPでもよかったかも、、?でもファンタスにマットPPかけたら開けた時とのギャップがあってかっこいい!と思ってそうしました(厨二病)

最後2人がステージに出て暗転して終わる話なので余韻が続く感じの装丁にしたくて、黒ファンタスの鏡面と黒ベタのページで星が写るような設計にしました。
タイトルは後書きにも書いたのですが日和の仮面とそれを守るジュンの仮面→四重人格みたいな意味でつけました。全体的に厨二病すぎる ほんとうに恥ずかしい

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12/1
『Strawberry Jam Suicide』

装丁□表紙:偏光オーロラペーパー(濃ピンク)マットPP 遊び紙:クロマティコ(ベリーピンク)本文:タブロ、ピンク印刷
この前出した本です。大変でした!(ひとこと)
最初はツアー先でセックスするだけの話にする予定だったのですがネームやってる時くらいに闘技場がきて、せっかくならそういう要素もいれたい!と思った結果話作りに難航して作画に全然時間がさけなくなってしまったのと、あとなんか職場がヤバくなって当初の想定より休みがめちゃくちゃ少なくなってしまい大変でした。
あまりにもやばすぎて会場搬入の締め切りには間に合わないかも、、となって禁断の手搬入を決行して2日くらい締め切りを伸ばしました。しかしそういう経緯により持ち込み分が足りず、スペース来てくださったのにお渡しできなかった方には申し訳なかったです・・・。
本文の紙をタブロにしたのも少しでも軽くするためだったのですが、結果的にピンク印刷との相性がめちゃくちゃ良くてすごく可愛くなってうれしかったです!


紙の問題なのかわからないけど3月の本よりさらに細い線がすごい出てる気がする
あと漫画描き始めて4年?の間ずっと同じペン使ってたのですが今回からペンを変えました。きも〜ち線がこなれたようにみえる・・・・ような・・・・気がしなくも・・・・


こことか時間なさすぎてロゴベタ打ちしただけなのに洋書の古本みたいになって可愛かったです。
表紙の紙はグリーンに偏光する紙で、背景は無色なので地の紙の色が出てます。初めて使う紙だったので仕上がりを見てこういう感じなんだ〜と思ったのですが、Ruby Loveの色って言ってくれた方がいてなるほどね!!となりました!!ほかにも紙の色の変化が日和の肌の色の変化みたいというご感想をいただいたりと、装丁をからめて解釈していただけるのって稀少でありがたいことすぎる…と思いました。
内容的にはほんとうに思い切って好きに描いたので、これ伝わるのかな!?と心配に思っていたのですが思いのほか汲んでいただけていてほんとに想定外にうれしかったです。以前「読者を信頼して説明を省く」みたいなシナリオ論を読んだことがあるのですが、こういうことか…と身に染みて実感しました。先述しましたがわたしの本を読んでくれる方はみんなほんとうに読解力があってすごすぎるっていつも思っています…。ほんとうに助けられています。
あとこちらの本は人生ではじめてゲスト(お友達のダサセーターハンターさん♪)をお招きしたのですが、ほんとうにめちゃくちゃ可愛いジュンひよを描いてくれてほんとうにうれしかったです。自分ひとりの本だとなんかうまくできないことがあると反省点ばかり記憶に残ってしまいますが、大好きなお友達に寄稿してもらうことで自分にとってもちゃんと自分の本が宝物になるのって素敵なことすぎる!と知りました。フォロワーのことが本当に好きなのでフォロワーの作品を自慢できてうれしいし、読んでくださる方もみんな大好きなので感想くださった方がみんなダサセンさんのパートにも感想をくれて、大好きな人と大好きな人が邂逅して嬉しすぎ!と思いました。

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PCの電池がなくなってきたので終わります。
今年もいろいろありましたが同人誌を通してすてきな思い出がたくさんできてうれしい1年だったなと思いますㅠㅠ 
さいきんはTwitterの仕様変更によってかなりTLを追うのが困難なので日常のつぶやきはBlueskyのffdllというアカウントでしています(一応絵用のアカウントに繋げてるんですがおおっぴらに載せるのがはずかしいのでここに・・・)よかったらおしゃべりしてください!
こんなところまで読んでくださる方がみんな息災にハッピーに過ごせますように!
良いお年を♪

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イベントありがとうございました🎀