コミティア覚え書き




そろそろ1ヶ月経ってしまいそうなのですが、コミティアで遊びにきてくださった方々、本をお手に取ってくださった方々ありがとうございました!

いまだに楽しかったなーという気持ちでぼんやりしているので、楽しかったよ〜という日記を書いておきたいと思います!めちゃめちゃ長くなってしまったので死ぬほど暇な時に読んでください。

そもそも何で唐突にコミティアに出ることにしたのかという話ですが、なりゆきです。

いや・・なりゆきで何十ページも漫画描ける?という話なんですが、かのピエール手塚先生もコミティアに初めて出た時は「なんとなく」と仰っていたのを見て、やっぱり最初はなんとなくなんだな・・と少し安心しました。

もともとここ数年私生活が忙しくて絵を描くことから遠ざかっていたのですが、2年前のステイホーム期間で時間が出来たこともあり初めてクリスタで漫画を描くようになりました。それから何度か描くうちに、漫画描くのって面白いかも〜と思うようになり、いつかオリジナル描くのもいいかもな…という気持ちになっていました。

その時点では全然描きたいものとか決まって無かったのですが、5月のコミティアの後にコミティア出てみたいなーと軽々しく口にしたら周りの人にコミティア出るんですか!とけしかけていただき後にひけない感じになってきて、まあ申し込みが間に合わなかったらやめろということだなと思い本当にサークル締切の当日に電車の中でサークルカットを作って申し込みました。間に合いました。

まあ受からないかもしれないし…とか思って7月半ばまでボーッとしていたら拡大発表があり、私の払ったスペース代は返ってこないことになりました。スペース代が返ってこないということは机に何か置かなければ7000円弱くらい?を無駄にするということで、なんかヤバイ状況かもしれないという事にその時点で気が付きました(遅遅遅すぎる)

元々オリジナルで漫画を完成させたことがほぼない(小学生以来)人間が1ヶ月ちょっとで本を出すことが可能なのだろうか・・・?出来らぁ!!という事で、一緒に初参加する事になった丸襟さんと手に手を取って歩み始める原稿生活がここから始まりました。本当に丸襟さんがいなかったら原稿を落として逃亡していたと思います。原稿合宿を2週連続で行い、時には公園に行き、時にはエンジェルハントを読み、時にはマンカラをして限界しりとりをして遊びました。

自分の出した本に対して、知人から「うろさんの性癖が究極に詰まってるね」という旨の感想をいただくことが多かったのですが実は最初から理想のBLを描こうと思っていたわけではなく、BLなら話のパターンがある程度決まっているから話を考えた経験がほぼない自分でも何とかなるだろうという甘い考えでBLを選んだだけで、内容が自分100%になったのは単に私の引き出しの無さに由来するものです。

これが甘い考えだったと気付くのはプロットの段階です。当然ながらBLと言っても本人たちにも生活があり人生があるので、BLに関係のない部分も考えなくてはいけません。それが本当に大変だった・・・。

残り2週間の段階で何とかネームが終わったのですが、どう計算しても絶対に終わらないページ数になり、もう逃亡しようかな・・・まで追い詰められましたが、前半を描いて後半はネームの状態で出張編集部に見てもらおう!!という閃きを得、丸襟さんが肯定してくれたことで何とか持ち直しました。アリとキリギリスでいうとキリギリス側の人間なので常に逃げ道を編み出すのが唯一の特技です。結果として無理矢理終わらせなくて本当によかったなーと思います・・。それでも2週間で40ページ近く描いたので本当にギリギリだったのですが・・・

締切当日は仕事だったので朝に本文を終わらせ、仕事を上がって21時過ぎにネカフェに入って2時間で表紙を描き、22時56分とかに入稿しました。この時Apple pencilのペン先がおかしくなって本当に終わりかと思いました。奇跡の連続でなんとか終わってよかったです。

漫画の話はまた後編を描き終わってからしたいなーと思います。

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ここから当日の話

コミティア当日は朝からグロッキーでした。なぜかというと出張編集部に持って行く後半のネームが全くできておらず朝まで直していたからです。結局できなかったのでグズグズのまま会場に行き、売り子をしてくれるフォロワーとおしゃべりして東8とかいう信じられないくらい歩かされるホールからサークル入場をしてまた信じられないくらい歩いてスペースにたどり着きました。その後設営して出張編集部にいきました!出張編集部のくだりは漫画も描いたので割愛します。



スペースに戻ったらこの人とこの人が遊びにきてくれたよ〜という報告を売り子さんから受けてすごく嬉しいと同時にお会いできなくて申し訳ない!!やはり開場後はなるべくいるべきだな・・・と思いました。

正直、ジャンルという共通項がない中で孤独感を感じずにイベントを終えられるのか?という思いでいたのですがなんか全然思っていたのとは違くて、スペース一つ一つが独立した個人の国なんだ・・・と思ったらすごいウキウキしました。本当に本当に楽しかったです!!!


いただいた差し入れ(一部)


緊張と睡眠不足で体力使い果たして終盤はほとんどいただいたチョコケーキを齧りながら放心しており気付けば閉場時間になっていました。閉場時間までイベントにいたこと自体がほぼ初めてかもしれなくて、閉場の時も拍手するんだとか初めて知ったのですが、会場の雰囲気が本当に良くて心から拍手していました。

夜は丸襟さんとお茶しながら共有会してました。楽しかったな〜!


冬もがんばりますのでよろしければ遊びにきていただけるとうれしいです。

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