コミティア申し込みました+表紙過程

お疲れ様です!! やや間が空いてしまいました。

色々とやっています。「人生」を……。



2月のコミティア申し込みました!いつもながらサークルカット用に絵を描くということをしないっていう なんかこの大きさの絵を描くのが異様に苦手で…表紙用の絵の使い回しです。前回は締切当日に気付き、電車の中でスマホ版クリスタをDLしてサークルカットを作り、職場の休憩室で申し込むという終わりの申し込みをしたのですが今回は学習し、前日に申し込むことに成功しました。(ギリギリだよ)

まだ本文は1ミリも手をつけていませんが表紙を先に描きました



レイアウトとか微調整するかもだけどとりあえずこんな感じ
今回はちょっと絵の描き方を変えたいな〜と思っていたのがあり、割と難航しつつ試行錯誤した過程が珍しく残してありました。描くたびにやり方忘れるので備忘録も兼ねてちょっと記録してみようと思います。正直既にあんまり覚えてないんですけど


①レイアウト

今回は続き物の2作目なのでデザインそのものは前回の表紙を流用します。以前の記事でも書きましたが1時間でレイアウトして2時間で絵を描いたいわくつきの表紙ですね



色変えるだけだし楽かな〜と思ってたらまさかの統合済みpsdしかないという事件が(おい!!!!!!)
仕方なく1から再現することに(…………)意外と配置とか色味とか再現するのが難しくて修羅場の時の思い切りの良さを感じました。この背景とか黒地にノイズ重ねてるんだと思ってたけどうまくいかなくて、白地にノイズのテクスチャベタ貼りしてたことが判明して嘘!?てなった 1時間で作ったのに再現するのに3時間くらいかかった気がします…

タイトルの色は黄緑にしようと決めていました。単なるメインカラーとサブカラーの反転なのですが、上下巻で並べた時にピンクと黄緑だったら見栄えしそうだなーと思って決めました。


②カラーラフ




この間の過程がすっぽ抜けていますが絵がないと色味が決め難いと思ってレイアウトから一気にラフまで描いていたようです。上巻で噛んでいたMDMAモチーフのネックレスと、別なドラッグモチーフとして注射器を描きたいな〜っていうのは前から考えてた
イラストのサイズにベタ塗りした長方形にクリッピングして描いてます。あんまり考えてないんですけど最近はなんとなくのイメージカラーをベタ塗りしてそれをベースに固有色を乗せていく形で色味を決めていくことが多いです。
上巻ではピンク+ピンクでしたが下巻ではタイトルが黄緑なので紫系がいいかな〜って感じの思考回路だと思われます 
一応私はカラリスト検定というのを持っていて、色に関しては一通り勉強したはずなんですけど、私の絵を見てわかる通り色選びを”力”でやっている節があるのでどの程度活きているかは分かりません まあ、型があっての型破りと言いますからね!?




色味をガーッといじりました。タイトルはもうちょい青みにして明度を上げ、一旦色収差をかけて雰囲気を見ました。トーンカーブをめちゃくちゃ使います。この色味の方向性で「目が満足」したのでこれでいくことにします。





なんか微妙に変わってますね。さっき上げた工程のクリスタのデータが全部飛びました。(…)泣きながら直しました シンプルなデザインなのでタイトルの色収差は結構思いっきりずらして情報量を増やしました。黄色とか入ったり影ができていい感じ。
固有色をもうちょっと塗り進めて影とかも入れたので概ねカラーラフは固まってきました。そんで色味をピンク寄りにするか紫寄りにするかで迷います。フォロワーからピンクに票が入ったのと個人的にピンクと緑の組み合わせが大好きなのでピンクでいくことにしました。




微調整して一旦カラーラフ完成 正直このカラーラフは可愛くかけすぎて後から首を絞めました。今見てもかわいいな。。。


③線画


上巻の時は時間がなかったこともあり、ラフと線画の間の線で仕上げたのですが、今回は線画をちゃんと描いてる画風にしたいな〜と思って色々試行錯誤しました。
私の絵を長年見てくださってる方はご存知かもしれないのですが、今までは結構厚塗りと水彩の間っぽい塗りをしてることが多いので線も割とやわやわにしてることが多かったです。
なんですけど、最近漫画を結構描くようになった関係でモノクロのガサガサした線画のかんじをカラー絵でも出したいなーと思ってて、ただそれだとどうしても線が浮きやすいので、どうしたらいいかな〜っていうのを色々試しました。

私が漫画描くのでも使っていて世界一使いやすいのはしげペンというペンです。アナログっぽい筆致のペンはいっぱいあるけど入り抜きがちゃんとできてかすれも1pxまで綺麗なのは他にない気がする〜。ただ、モノクロ向きのペンなので当然カラーだと浮く+私がアニメ塗りとかできればいいんですけどそこまでパキッとした塗りをやらない ので馴染ませる方法を考えました。
色々試した結果、紙質濃度の強調はかすれを出すために重要なのでそのままにしてアンチエイリアスをかける+色トレス に落ち着きました。
アンチエイリアスの強いブラシだったら上からトーンカーブかけてれば勝手に色変わってくれるんですがしげペンは濃度が濃いのでびくともしません。しかし世間でよくある色トレスのやり方があんまり自分に合わない気がする…で考えたのが、カラーラフのレイヤーをそのまま色トレスに使う方法です。
ラフの線を非表示にしたカラーラフのレイヤーをコピーして線画にクリッピングします。



するとこんな感じで、なんとな〜くラフの空気感が含まれた線画になります!
色トレスするにも何色使えばいいかわからんみたいな悩みがこれで解消された・・・
マジで今回の絵は自己流95%って感じなので自分以外の人には特に参考にならないと思いますすみません 自分用に書いてます

④塗り



また「時が進んで」ますね・・・
これは線画終わって固有色を塗り進めてる時ですね。なぜアクセサリーを先に描いたかはよく分かりませんが・・・めんどくさいからでしょう。アクセサリーの資料集めるの楽しかったです。椿のピアスはスワロフスキーです。

でもこの辺でやっぱラフを再現できてない!!てなってめちゃくちゃ苦しみました。ラフはめっちゃ太めの線で描いてて線画が細いからこの段階だとそうなるのは当たり前なんですけど・・・影と塗りの情報量を増やすしかない!ってなったんだと思います。





髪のハイライトを入れました。ここは色味がバチッと決まって気持ちよかったです。
この辺でトーンカーブいじりすぎて下の方のレイヤーがもう色乗せても全然出なくなってきたので諦めて一旦カラーラフのレイヤーを統合しました。
背景ベタ塗りのままで進行してたんですけどやっぱ隙間が寂しい気がして、サイケっぽいモヤモヤを入れました。テクスチャで探してたんですがマッチするものがなかったので自分で描きました。指先ツールでモヤモヤするだけで案外簡単でした
こういうところの色選びはあんまり迷わないですね。服と同じで無意識に色数制限してるのかもなー
今回塗りそのものはほぼカラーラフで終わっているのであとは補正の作業が9割だった気がする。雰囲気見るために未完成ですがノイズテクスチャも乗せました。

最近の自分の好みとしてvaporwaveっぽさ+80~90'sのセル画っていうのがあるんですが今回はそういうのに寄せられそうかも?と思い、デジタルっぽさとアナログっぽさを同じ解像度で出せるようにしたい・・・と意識しました。




陰の色味がうまいこといかなくてめっちゃ悩んだのですがハイライトを入れたら方向性が見えて落ち着いた気がする。陰をGペンで入れる+細かくけずるの繰り返しでいつの間にかめちゃ細かくなってたのですが、偶然にも自分の絵が古いおかげでセル画っぽさをいい感じに再現できた気がします。
陰が埋もれないようにシャープかけたら副産物で水彩境界っぽいのついて嬉しかったです。ぱっと見でどうやってるか分かりづらい感じの塗りになるとうれしい

イラストのレイヤーにも色収差かけて完成〜
※データサイズが大きすぎるせいなのかなんかサムネだと彩度と画質が落ちてるのでよろしければクリック推奨です



今できる範囲では一番自分の好みの描き方が具現化できたのではないか〜と思います!
この感じで色々描きたいんですけどその前に原稿をしないといけないんですよね。
では、本文の作業に、戻ります・・・・


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