仕事納まった
年の瀬くん!?
みなさんお疲れ様です。ここ数日で色んなことがありすぎてまだ何にもまとめられてないのですが今年の振り返り的なことをしようと思います。仕事が納まった電車の中で書いています。
長いことフォローしてくれてる人はわかるかなーって感じなのですが今年は外に出ることを意識しました。インターネット上の話です。
もともと2018〜2020くらいは私生活が忙しすぎてオタクである自分のアイデンティティを忘却しかけていたのですが、2020年ごろに少し時間が出来て好きなものが増えてまたオタクの自我を取り戻すことが出来、ただインターネット上では引きこもりのまま…という感じでした。元々心を閉ざしやすい性格なので(暗っ)少しいやなことがあるとネット全体から離れたくなってしまうんですよね。
どのへんで意識が変わったかは覚えてないのですが、2021年の終わりぐらいから結構仕事が動乱で、プレッシャーで固形物が食べられなくなったりその余波で2022年の春くらいまで若干心身のバランスを崩し、絵も描けなくなり…みたいな時期があり、その辺からなんかもうちょっと何かやりたいなーみたいに思うようになった気がします。なぜ年の瀬にこんな暗い話を…
その頃はフォロワーの依頼の表紙絵とかしか描けなかったのですが、コミティアに申し込んだあたりからやむを得ず絵を描くようになり、そうやってるうちにバランスが取れるようになってきて今は元気に過ごせています。まあコミティアで体力切り詰めすぎてその後1ヶ月くらい体調崩したのですが…(みんなもエナドリの飲み過ぎはやめよう!)
自分の中で今年大きかったのはコミティアに出た事だなと思います。もちろん創作物を初めて形にできたという感慨もありますが、元々知ってる方が好意的に見てくださったり、新しく見てくださる方もいたり。コミティアの帰りに喫茶店でフォロワーと「今日1日で時計が進んだ気がする」と話したのはおそらく忘れないだろうなと思います。
創作に関しては、ピエール手塚先生のこちらの記事が本当に自分にはしっくりきました。
他人に「あなたはどんな人ですか?」と聞かれたときに、どう答えるでしょうか?○○という音楽が好きとか、××という漫画が好きとか、どういう会社に勤めているとか、配偶者が誰であるとか、色んな言い方をすることができますけど、そういうのって、自分の話をする目的なのに、結果的に自分じゃないものの話をする行為じゃないですか。それって不思議ですよね。
「もち食感ロール」みたいじゃないですか。もち食感ロール、美味しいのに、名前はもちの話です。もちというすごいものがあって、それに似ているということを名前にしてしまっている以上、こんなに美味しいのに、もちの価値に寄りかかっている雰囲気が出てしまいます。
同人誌を作ることとは、もち食感ロールから「もち」という言葉を取り除く行為なんじゃないかなと思うということです。そうすることでこれまでも、実は本当は、もち食感ロールにちゃんとあったのに見えにくくなっていた価値が明確に見えるようになると思っていて、だから同人誌を作ると便利じゃないかなと思うんですよね。
ここの話は本当に自分の感じた感覚を言語化してくれているな〜と思いました。
引用が長くなってしまい申し訳ないんですけど、
自分が他の誰かと比べて似ているとか秀でているかどうかなどではなく、自分が他人と比較せずともどのような形をしているかを具体化する行為が同人誌を作る行為なんじゃないかなと僕は思っています。なので、僕は自分が作った本が増えるたびに、自分の形をはっきりさせるものがまた増えたと感じてとても嬉しくなります。